お薬について                                      

薬の袋に「毎食後お飲みください」と書いてあるが、 食事が取れないので、どうしたらよいか?
食後とは普通、食事の30分後くらいのタイミングをいいます。一般的には、体調が良くなくて、食事がとれないときは、無理に食事をする必要はありません。「毎食後」の場合で食事取れないなら、朝・昼・夕くらいの時間に飲んでいただいてかまいません。また、「食後30分」にこだわりすぎると、飲み忘れるケースが増えるので、食事のあとすぐに飲んでいただいてもよいかと思います。 食事との関係で、効果や副作用に差のでるようなケースは、「この薬を飲まれる際には、・・・」と別途ご案内します。そのときは必ず用法を守ってお飲みください。
目薬の使用方法
目薬は、片方の眼に通常1回1~2滴で十分な量です。たくさん使用しても、薬剤が流れてしまうだけで、あまり効果は期待できません。さした後、1~2分まぶたを軽く閉じていると効果的です。 また、2種類以上の目薬を使用する際には、どの順番に使用してもかまいません。ただし、1種類を使用したら、5分以上あけて次の目薬を使用するというように、時間差が必要です。つづけざまに使用すると、薬が眼に浸透する前に、次の薬で洗い流されてしまい、あまり効果が期待できないからです。
子供に粉薬を飲ませるときの良い方法は?
まず、乳児についてですが、ミルクに混ぜることは避けてください。ミルク嫌いになったり、薬によっては効果の出ないケースもあります。残念ながら、この方法なら必ずうまくいくという方法はありません。

おすすめしているのは、

  1. 粉薬になるべく少量の水を加えて練る
  2. その練ったものを上あごか頬の内側に塗りつけます
  3. 湯冷ましかジュースを飲ませる

という方法です。こうすれば、自然と飲み物と薬をいっしょに飲むこととなります。 飲み物や、食べ物に混ぜる場合は、注意が必要です。子供用の薬は、飲みやすいように甘い味などつけてあることが多いのですが、混ぜる相手が悪いとかえって苦くなったりして飲みにくくなる場合があります。特に酸味の強いジュースやヨーグルトで起こることがあります。詳しくは薬剤師におたずねください。

他院で薬をもらって飲んでいます。今回もらった薬との飲みあわせは大丈夫でしょうか?
まず、診察の際にそのことを医師に必ず伝えてください。できれば「薬の説明書」や「お薬手帳」をお持ちください。それらがないときは、現物をおもちいただいても結構です。薬剤師にお尋ねいただいた場合は、飲みあわせのよしあしのご案内はできますが、今現在の患者さんの状態で他院の薬を飲むのがよいかについては、医師にご相談ください。